Knockando Woolmill(ノッカンドー・ウールミル)は、230年以上にわたり、世界的に有名なスコッチ・ウィスキーの古里であるスコットランド北東部の風光明媚なスペイ川の渓谷沿いに以前と変わらずに所在し続けております。ここでは、斬新で現代的な毛織物が創作されているほか、伝統的なツイード服地と最高級の毛布も生産されており、そのいずれも、この毛織物工場が創設されてからその要であり続けている細部へのこだわりと熟練の匠の技により創り出されています。
当初、小さな小作地の一部に造られたこの毛織物工場であるKnockando Woolmillは、そこで土地を耕しながら、地元産の羊毛を用いた紡毛、紡糸そして機織りも行っていた一族により何世代にもわたって受け継がれてきました。1784年から教会区記録簿に「Wauk Mill」として記載されているこの毛織物工場は、1870年から使われている機織り機をいまでも使用しているだけでなく、より効率的で近代的な機織り機も使用しています。
Knockando Woolmill は、ヨーロッパに存続する、数少ない伝統的な織物工場工場のひとつです。この毛織物工場は、完全に復旧された後、チャールズ皇太子殿下に訪問いただき、再稼動しました。また、その保全により、文化遺産に与えられる誉の高いヨーロッパ・ノストラ(Europa Nostra)賞を受賞しました。
この毛織物工場は、新製品の開発に取り組んでおり、さらに羊毛製編糸と注文仕立てのタータン・チェック柄(格子縞)の布地とツイード服地といった従来の生地デザインにも新たなる息吹を吹き込んでいるところです。
Knockando Woolmillに関する詳細につきましては、ウェブサイト[www.kwc.co.uk]に掲載してありますのでそちらをご参照ください。ただし、この毛織物工場に関するご質問もしくは注文仕立ての毛織物製品のご注文に関するお問い合わせにつきましては、office@kwc.co.ukまでご連絡くださいますようお願いいたします。